【本の感想】超一流の雑談力 著者:安田正

お客様との雑談を通して課題を発見し、ともに解決していく、というのが最近とても多くなっています。
ただ、私自身全く雑談について想像がつかなかったためこの本を手に取りました。

内容

「意味のない雑談」から「超一流の雑談」へ というテーマを軸に38のノウハウが書かれています。
全体的に例が豊富に書かれており、とてもイメージしやすかったです。
また、「~するとよい」等と書かれている本は多いと思いますが、この本は更に「声はファとソの高さを出す」等といったように具体的な方法まで書かれていてすぐに実践しやすいと思いました。(そんなことするの?と驚くようなこともありましたが。)
その中でも今まで意識していなかった2点について感想を書かせていただきます。

1.「ノープラン雑談」から「落ちのある雑談」へ

私はタイトルだけでも「そうだよね」と思ってしまいました。
私は今まで「そうなんだー」で終わるような雑談ばかりだったので、とても印象に残りました。
こちらも具体的に「ノープランの雑談例」と「落ちのある雑談例」が書かれており、とてもわかりやすいです。
目的を持って雑談をすると、その方向に向かって相手のキーワードを上手く拾って会話をすることができるそうです。
まだ雑談の機会があまりありませんが、ぜひ実践してみたいと思っています。

2.相手のタイプによって話し方や話題を変える

こちらもまた今まで意識したことがなかったため、とても印象に残りました。
人のタイプは5種類紹介されています。
ただ、初対面の人と会話を始めるとき、相手のタイプはなかなかわからないと思うので、あらかじめどのようなタイプの人にも対応できるように雑談力をあげることが大切だと思いました。
また、今まで話していた人がどのようなタイプなのかを振り返り、「あ、この話し方ならもっとうまく引き出せたかもしれないな」という反省もできました。
そのくらい具体的に書かれており、すぐに実践しやすい内容だと思いました。

 

雑談一つとってもとても考えることは多く、かつ、これから重要視されるスキルであることは間違いないと思いました。
やりすぎかなと思うこともありますが、まず試着してみて、合わなかったら止めればよい、という気持ちで実践したいと思います。
雑談する際の辞書替わりに持っていたい一冊です。